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続・ぶらり京都の旅

 京都の建築と庭は切り離すことができないくらい、見事に調和しています。
 木や石の配置に全て意味があり、ガイドさんに解説してもらわないと、
素人ではなかなか作者の意図を汲み取れませんが、
言葉にするのは野暮ったくなるくらい、なんか「いい感じ」は誰にでも伝わります。

↑1938(昭和13)年、重森三玲氏が作庭した東福寺の方丈庭園です。
 苔と石を市松模様に配してありますが、形のない有機的な苔に
市松というルールを与える事で、無機質な感じに見え、
とても新鮮な印象を受けました。
 またあったか冷たい感じですね。
僕は相反する事がぶつかった所にある「何か」に魅力を感じるようです。

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