家具は財産
昨日まで岐阜のマリアージュで開催されていたハンス・J・ウェグナー展に行ってきました。雑誌でしか見た事ない椅子が勢ぞろいです。一見ふつうっぽい椅子なのに、座ると体に吸い付くようにフィットし、何時間も座っていたい心地良さ。やはり椅子は実際に座ってみないと分かりません。ウェグナーの“すごさ”を肌で感じる事ができたのはとてもいい経験でした。
さっき1階ですれ違ったのに、いつの間にか3階にいる僕たちの側にいる社長。同じ人が3人はいるんじゃないかと思ってしまう素早さにはいつも驚きです。そんな社長の説明はいつも親切丁寧で分かりやすく、思わず買いそうになります。今回も色々と興味深い話を聞く事ができました。この展示会では展示品を3割引で買う事もでき、額が大きいだけに割引も大きいです。こんなチャンスはほとんどないので、sold outの札が結構あったのも納得。
一番有名なYチェアはほとんど機械で作られているので手頃な値段ですが、今回展示されていたPPモブラー社では全て手作業で作られているので、お値段は車が買えちゃうくらいのもちらほら。社長曰く、男はすぐに高いものを車に置き換えるそうですが、(確かにその通りです)車は10年で価値はほとんどなくなり、良い家具は年を重ねるとヴィンテージとして更に価値が上がります。まさに家具は財産ですね。
100万円の椅子は長い目で見るとお値打ちなのはよーく分かるんですが、やっぱり買えませんよ。ふつうは。