南北通風
今日は蒸し暑かったですね。でもクーラーはもう少し辛抱。
窓を全開にすれば、意外といい風が入ってきます。
南北通風という言葉をよく耳にするかと思いますが、
快適な住環境には欠かせない事だと思っています。
風はほとんど南から吹くため、南から北へスムーズに抜ける
窓や建具のレイアウトはとても重要です。
南と東の2面に窓があるから、部屋の中で風が曲がって…
なんて都合のいいように風は吹いてくれません。
断熱や通風など住宅の基本性能を高めれば、設備への依存度も低くなり、
ランニングコストが軽減、地球にもお財布にも優しいのです。
I know you.
以前働いていた事務所で設計までで引き継いだクライアントから、
家が無事に完成した御礼にと湯呑みをいただきました。
辞めて半年以上が経ちますが、わざわざ事務所まで来ていただき、
御礼を言っていただけるなんて、涙が出るくらい嬉しかったです。
手が離れてしまっても、自分の担当していた物件は気になります。
こうして湯呑みをいただけたという事は、満足していただけたという証拠。
とても安心しました。
湯飲みは味のある字で「山田茂宏」と書いてある一点ものです。
持ち手の部分を3周くらい見ても「田茂宏」としか書いてなくて、
「山が抜けてるんですけど・・・」って言ったら、中に書いてありました。
まんまとひっかかりました。ニクイ演出です。
I know you,You know me. そんな関係って事ですよね?
輪廻の理念
オヤナノイエの建方は1週間後の7/3(火)大安です。
今日は定例会議の後に白鳥町のプレカット工場まで、
材料検査に行ってきました。
材料検査とは柱や梁となる材料を加工する前に見て、
割れや木目の密度、節などを確認する事です。
わざわざ足を運ぶのはそれらを見てくるだけではありません。
ものづくりとは人づくりです。
実際に加工される現場へ行き、工場の雰囲気を見る事で
大体どんな仕事をする会社かが分かります。
そのプレカット工場は広い敷地に、いくつかの工場が点在しており、
全てが大スパンの木造で造られています。木に対するかなりのこだわりを
感じました。場内もきれいに整理整頓されています。
製材・プレカットの時に出る木クズも捨てる事なく
敷地内にうず高く積んで発酵させ、肥料として出荷しているそうです。
また様々な樹種を植林し、種を採取されています。
ひと敷地に木の輪廻を見ました。そんな企業理念に感動です。
↑工場の大スパン。1mを超える湾曲した集成材の梁。
さすがに自社ではないとの事。
サイドシェル
事務所の椅子にイームズのサイドシェルが仲間入りしました。
黒いシェルに白のナウガハイド(合皮)がシブすぎる!
黒いシェルでお手頃なのがなかなかなくて、ずっと探していたのですが、
ようやく出会えました。
僕は怒りません。
僕はほとんど怒った事がありません。
なぜ怒らないかと言うと、感情に任せて怒っても関係が悪くなるだけで
決して前向きな行為ではないからです。
人に自分が理解できない事をされた時に怒るのがほとんどだと思いますが、
びっくりするぐらい人は自分と考え方が違います。
そういう場面に遭遇した時に、あーこういう考え方もあるんだーって思うと
すごく楽で、怒りなんて湧いてきません。
そう心掛けている僕にぴったりの言葉に出会いました。
怒りは無謀をもって始まり後悔をもって終わる ピタゴラス