現場代理人
昨日はオヤナノイエの最終打合せでした。
次はいよいよ競争入札です。図面総数47枚を何社かの
工務店に渡して見積もりをしてもらい、その中で一番安い業者に
工事をお願いする事になります。
各業者にはそれぞれ個性があり、見積金額だけが全てではありませんが、
その個性を見極め、どの業者になっても一定水準以上のクオリティを出す為に
設計事務所が現場監理をします。
設計事務所に頼むと工務店に直接頼むのと違って、
設計監理料が余分にかかるからとよく言われますが、
余分に出すだけの価値は十分あり、簡単に元が取れるくらいの
クオリティが出る事をなかなか分かってもらえません。
設計監理を分かりやすく言うと、大リーグで選手の代わりに球団と交渉する
代理人のような役割を果たします。
直接交渉ではなく、プロの代理人を間に立てる事で、松坂選手のように
代理人に支払う報酬の何倍ものメリットが自分に返ってきます。
この例えは分かりやすいですよね。みなさんも工務店との直接交渉を避け、
プロの現場代理人を立てましょう。
確認申請
本日、オヤナノイエの確認申請書を提出してきました。
この確認申請書は、役所にこんな建物を建てますよという事を伝え、
法的に問題ないかなどをチェックしてもらい、OKが出て初めて建てられるという
ほとんどの建築に必要な申請です。
この申請書は一発で通る事がほとんどなく、必ず何か不備があり、
訂正をしに役所へ行かなくてはいけません。
(僕は一発で通った人を見た事がありません。)
毎回一発で通すつもりで書類を作成しているのですが、
未だに結果が出ていません。
しかし、今回は自信があります!この自信は毎度の事ですが・・・。
出ちゃいました。



朝一に事務所の電話が鳴り、オヤナノイエの遺跡発掘調査が終わったとの事。
昼に現場を見てきましたが、バッチリ遺跡が出てきちゃいました。
出たら面白いなと思いながらも、まさか本当に出るとは・・・。
今の所、お宝は出てきませんでしたが、縄文土器の破片が80個ほどと、
柱が立っていた跡が出てきました。
テレビや教科書で見た事がある光景をまじかに見れてかなり感激です。
今後は試掘調査から本格調査に切り替わり、建築部分全ての土を掘り返します。
調査が完了したら、埋め戻して家を建てることができるので、
工事ストップなんて事はありません。
何千年も前に建っていた家の上に、新しく家をつくるなんて
とてもロマンチックですね。
柿の木

↑今

↑昨年夏
オヤナノイエの敷地に生えている2本の柿の木は
今週末クライアント自らの手で、敷地向かいの土地に移植されます。
敷地に必ずといっていいほどある、既設の樹木の対処方法は
いつも悩まされます。そのまま残すか、切るか、移植するか。
今回は敷地のど真ん中。そのまま残す事はできません。
木も生き物ですから、人間の勝手な都合で切ってしまうのは胸が痛みます。
移植するには他のスペースが必要なのと、費用がかかります。
クライアントに相談すると、迷わず移植しますとの事。
あぁ良かったと胸をなでおろしました。
新しい土地でちゃんと根付いてくれると嬉しいです。
発掘調査


昨日からオヤナノイエの埋蔵文化財発掘調査が始まりました。
地縄で示した建築範囲を幅1m×深さ1mで十字に掘ります。
遺跡の発掘調査なので、重機で掘る事ができず全て人力です。
大人8人がかりでも1週間かかるそうです。
こんなに大掛かりな事だとは思いませんでした。
何も出てこない事を祈ります。
イームズ アームシェル

僕が一つだけ持っているデザイナーズチェア、イームズのアームシェルです。
ハンス・ウェグナーが「椅子はそこに人が座った時に初めて完成する」
と言っているとおり、椅子は座らないと意味がありません。
欲しい椅子は沢山ありますが、大事にしまっておいても
意味がないのでガマンしています。
(本音は置き場所がないし、高すぎて買えない・・・。)
このアームシェルは事務椅子として、毎日活躍しています。
情けは人の為ならず
情けは人の為ならず。誤って親切にするのはその人の為にならないと
解釈される事が多い言葉ですが、多くの人がこのように誤って使っているのなら、
逆にそっちの方を正しい使い方にすればいいのになって思ってしまいます。
目先の損得で物事を判断するのではなく、いつか自分が助けてもらう日が来るから、
人が困っている時は助けてあげなさい。というのは母親がよく言っている言葉です。
情けは人の為ならずの正しい意味、人に親切にすれば、やがて自分に返ってくる。
という事だと思いますが、人とお付き合いする時に自分が心掛けている事です。
3:4:5

今日はオヤナノイエの敷地へ行き、クライアントと一緒に
建物の輪郭をビニールテープで出してきました。(地縄:ジナワと言います)
クライアントの感想は、「思ってたより、かなり小さい・・・。」
いつもの事なんですが、地縄の時点では建物のボリュームが
思っていたより小さく感じるのはなぜでしょうか。
逆に建方が始まると、今度は思っていたよりも大きく感じます。
何件もやってきているので、この感覚のズレは補正できていますが、
初めて地縄を見るクライアントは、ほぼ100%の確率であのセリフを
おっしゃられます。
さて表題の3:4:5を聞いて、みなさんは何を思い出しますか?
なつかしいピタゴラス(三平方)の定理。1:2:√3とかのアレです。
3:4:5を使い、メジャーだけで直角を出してきました。
まあ、精度は大体です。
タイムカプセル
今から25年前、僕が通っていた保育園の敷地内に
タイムカプセルが埋設されました。
そしていよいよ来月3月25日に、25年の時を経て
そのタイムカプセルが開封されるそうです。
もう25年も経つのかと思うと、感慨深いものがあります。
自分の人生を振り返るいい機会ですね。
自分が何を入れたのか、さっぱり覚えていないカプセルの中身も楽しみですが、
卒園依頼会ってない人達との再会は、カプセルの中身よりインパクトがありそうです。
図書館
読む本がなくなったので、わかくさプラザ内にある
関市立図書館へ行ってきました。
一級建築士の試験勉強以来なので、行くのは5年ぶりくらいです。
それまで本をほとんど借りた事がありませんでしたが、
建築コーナーの充実ぶりに驚き。(他の図書館事情は知りませんけど。)
借りたい本が沢山ありましたが、欲張っても重いだけなので、
5冊にしぼってきました。(MAX10冊借りられます。)

やっぱり建築ばかりですが、左から
現代建築のパースペクティブ 五十嵐 太郎 (著)
木に学べ 西岡 常一 (著)
口伝の重み 西岡 常一 (著)
ル・コルビュジエの勇気ある住宅 安藤 忠雄 (著)
住宅読本 中村 好文 (著)
3週間で全部読めるかな。