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カリスマ棟梁


 本を読まなくてはと思いながら、毎日の生活に追われて
今までなかなか読む事ができませんでした。
 いや時間は自分で作るもの。今まで読めなかったのではなく、
読む時間がないと自分に言い訳をしていただけです。
 最近は自分の時間が自由に作れるので、毎日本を読んでいます。
基本的に建築に関する事が多いですね。
 カリスマ棟梁の中村外二さんと西岡常一さんの本を読みました。
二人とももう亡くなられましたが、伝統的な在来工法が失われて行くのを
嘆いてみえます。
 何百年ももつ木造と、現代の30年で建て替えられる木造。
この違いはなんなのか。
 二人はできる限り自然に近い環境で材料を使ってやる事が大切だと
言っています。驚いた事に、彼らは山の南斜面に生えていた木は建物の南に
使っています。そこまでは無理ですけど、例えば風通しを良くして
湿気がこもらないようにする事など。
 暑かったら空調を、風通しが悪ければ換気扇をなどと
すぐ設備や建材に頼ってはいけないという事です。
今自分たちがやっている工法で良いのだろうか、
もう一度自分たちで見直す必要があります。2007年問題に備えて。

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