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カサ・ミラ

 カサ・ミラはすごい行列です。案内は1時間待ちでしたが、
意外とスムーズに30分くらいで入れました。

↑近くで見た外壁は、なぐり仕上げのようにノミの跡が残る荒々しい仕上げです。
 うねる外壁、植物をモチーフにした鉄とは思えない、ひらひらとした外部手摺。
 否応なく、内部への期待感が高まります。
 がしかし、意外と中は普通。クライアントの要望なのか、よく見る貴族好みの
内装で、ちょっとがっかり。
 早く屋上に行きたい!気持ちがはやり、一般階はさーっと流しちゃいました。
 最上階はガウディの作品が、パネルや模型などで展示してありました。

↑天井から吊られている鎖は、ガウディが何年も実験に費やしたもの。
 垂れ下がって自然にできたアーチは、構造的に一番理想的な形だそうです。
 下に鏡が置いてありました。サグラダファミリアにもこの模型が置いてあります。

↑いよいよ屋上です。キノコや騎士の頭のような排気塔が立ち並んでいます。
 単なる造形だけでなく、排気が抜けやすいようにとか、雨が入らないようにとか
 機能面にもかなり気を使ってあります。シャフト設置して束で管を抜くのも
 当時は画期的だったそうです。

↑アーチにすっぽりサグラダファミリアがはまってます。ニクイ演出。
 右端にはアグバルタワーも見えます。

↑ヨーロッパの建築は必ず中庭があり、光を下階に運びます。
 カサ・ミラの見所は外観、最上階の細いレンガで組まれた連続アーチ、屋上です。
お気に入りはやっぱり屋上。眺めも良く、とても気持ちいい場所でした。