カサ・バトリョ
カサ・ミラからカサ・バトリョへは2ブロックくらい。すぐそばです。
カサ・ミラの入場料は約1,000円に対して、カサ・バトリョは約2,500円。
ちょっと入るのをためらうくらい高い!しかし、ここまで来てケチる訳には
いけません。
入り口で日本語ガイドをタダで貸してくれました。さすがにそれくらいは
しれもらわないとね。
ここは新築ではなく改装だと初めて知りました。改装前の写真もありましたが、
当時の面影は全く無く、完全にガウディデザインになっています。
カサ・バトリョは海がテーマです。渦巻き天井、イソギンチャクの照明、
立体的にうねる木製折戸、新たに設けられた光庭には鮮やかな青いタイルが張られ、
その中に木製のエレベーターが設置されています。
全ての部屋に窓かトップライトが設けられていました。
建具に可動ガラリが設けられていたりして、当時劣悪だった住環境を改善すべく、
採光・通風・空調換気設備に対しての配慮が、細部まで行き届いています。
デザインだけでなく、機能面での細やかな配慮に脱帽。
↑渦巻き天井、イソギンチャクの照明、大開口のうねる木製サッシ。
↑パッと見ではベージュに見える内壁・天井も、よく見ると全てウロコが
描かれています。
↑中央部の階段室も、トップライトからの光でとても明るい。
↑光庭には鮮やかな青いタイルが貼られており、下(海底)に行くにつれて
淡い青へとグラデーションがかかっています。
↑カサ・ミラと同じように排気塔がデザインされています。
空がムチャクチャ青い!
細部に渡るまでガウディの気の使い方がハンパないです。かなり見応えあり。
2,500円出す価値は十分ありました。